Feature
丹後の対応力
精密加工01
1ミクロンでも、何とかしよう。
丹後エリアのものづくりの最大の特徴は、加工精度が高く、精密であること。薄い製品でも反らないような加工手順を導くノウハウを有し、厳しい公差をクリアする挑戦を永きに渡って繰り返してきました。そして、公差に入っていればそれでいいのか。それとも、ゼロに近づけようとするのか。限りなくゼロに近づけたい、1ミクロンでも、何とかしようという精神が様々な工夫を生み、難解な加工を可能にしてきました。事業所の大小に関わらず、丹後のものづくり企業はいずれも高い精度を実現可能です。
高難度の製品を美しく仕上げる
製品の価格と性能が仮に同じなら、美しい製品と醜い製品どちらを選ぶか?答えは明白です。丹後のものづくり企業は、製品美観に対して真面目に向き合ってきました。エンドミルの走らせ方を、どうプログラムすればスジが入らず、美しく仕上がるのか。出来上がった製品の取り扱いに、気配りはあるか。人間には美的感覚があり、同じなら、美しいほうが胸に響きます。丹後人特有の几帳面さが、製品の美しさに反映されています。
品質に真摯に向き合う気質
「丹後人は、ものづくりや品質管理に向き合う真摯さがある」ということが、大学による研究でも明らかになっており、その気質は歴史にも強く表れています。300年以上続く地場産業である、高級シルク織物「丹後ちりめん」の厳しい検査体制。そして工場疎開をきっかけに丹後で始まった日進製作所が主導となり、満たし続けてきた、大手自動車メーカーの高い品質基準。これらの品質に挑戦し続けてきた丹後人の粘り強さ、生真面目さが、現在のMade in Japan品質を支えています。
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